はじめに
錆びた鉄部の改修に
赤錆を直接黒錆化することにより安定した防錆が実現します。
更に高い浸透力で細部まで黒錆化が可能です。
生成した黒色の不導態塗膜は、錆による腐食の原因となる酸素や水を遮断し、長期間の錆の発生を防ぎます。
使用している樹脂エマルションは鉄部との密着が優れ、プライマーとしても使用することが可能です。

特徴
①鉛、クロム、重金属類、リン酸系化合物や鉱酸を含まず安全性に非常に優れ、高い浸透力で細部まで
黒錆化が可能となり、強力な防食効果を発揮します。
②水溶性ですので多少の湿潤面にも塗布が可能です。
③非可燃性です。
④塗料や鋼板等を傷めません。
⑤従来の除錆工法と比較して経済的です。
容量
1L ・ 2L ・ 4L
塗付面積(2回塗り)
7~10㎡/L (80~100g/㎡)
使用器具
刷毛
希釈
無希釈
錆の発生原因
錆の発生機構は、空気中の水分と酸素が共存した部分で発生し、反応経路は一般的には以下のようである
と言われています。
Fe+3H2O+3/2O2→Fe3+ +6OH- (1)
この現象は、電気化学的な反応であり、鉄の場合、電子の移動が非常にスムーズであることに起因します。
逆に電子が移動しにくいNiやAlは、錆の発生が少ないともいえます。
その後 (1)式は、イオンの状態ではなく水酸化鉄となります。
Fe3+ +3OH- → Fe(OH)3
さらに水の取れた状態としては Fe(OH)3→FeO(OH) となりこれが赤錆(ヘマタイト)です。
鉄の価数は、3価です。
従って、鉄が酸素と水で共存下においては赤錆が発生することとなります。
鉄部の表面保護
昔から鉄を焼くと赤錆が発生しないと言われています。
身近な所では、包丁の切れる部分以外は黒くなっています。
これが黒錆です。
黒錆は、その結晶構造が非常に小さいため緻密になり酸素や水を遮断する効果が
還元 FeO(OH) → Fe3O4 nH2O(黒さび)
従って、還元剤を塗布することにより2価、3価の黒錆(マグネタイト)が生成することになります。


長期の防食を
黒錆変換率は塗布後の黒色度合で判断できます。
R_BLACKは他社製品に比較して黒色度が高く、高い変換率が確認できます。
赤錆を進行させる強酸性材料は含まないことから、長期の防蝕が期待できます。
更に変換材料としてポリフェノールを使用することで、高い防水性を発揮します。
塩水噴霧試験を実施しました
J I S Z 2371 240時間後・・・4~5年相当 合格

塩水噴霧試験を実施しました
作業手順及び経過は以下のようになります。
温度が10℃以下の場合ヒーターで温めて塗布して下さい。

施工手順
①赤さび部分をケレンする
②ケレンした粉を拭き取る(油分撤去)
③R_BLACKを塗布2回塗り(塗布間隔:標準40分~1時間)
1回塗布後べたつきがなくなったら2回目塗布
常温(20℃)では1時間程度で黒くなる。
高温(40℃)使用は避けて下さい。
低温(10℃)以下では使用は避けて下さい。
温度が10℃以下の場合ヒーターで温めて塗布してください。
④その上からの塗装はOK。但し、黒錆変換の乾燥を十分とって下さい。

* R_BLACKを塗布する事で強酸(リン酸等)の黒錆変換剤利用の残留強酸による再度の錆発生がなく、
錆止め塗料塗装しない場合がありますが、念の為、錆止め塗料の併用をお勧めします。

