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製品カテゴリ
塗料・防水材 下塗剤
メーカー
ヤブ原産業
製品名
水性浸透強化材「ガッチリ浸透プライマーW/寒冷地」

発売日

2014年10月1日

はじめに

コンクリート・モルタルなどの無機質系下地の表面が脆弱である場合、その上に仕上材を施しても本来の付着力が期待できず、砂上の楼閣のように剥落の危険性をはらんでいます。「ガッチリ浸透プライマーW/寒冷地」はこの脆弱した無機質系下地の表層を強化し、仕上材を施工可能にする水性の浸透強化剤です。
モルタル接着増強剤(約200~800nm)や一般の水性浸透強化剤(約100nm)ではポリマー粒子径が大きく、脆弱層への浸透は不可能でした。〔図1〕
「ガッチリ浸透プライマーW/寒冷地」は独自のナノテクノロジーにより、ポリマー粒子を30~50nmと分子に近いサイズまで小さくし、浸透に最も適した濃度、粘度、化学安定性を有したことで脆弱層への浸透を可能にし、コンクリート、モルタル等の無機質系下地の表層強化を可能にしました。〔図2〕

粒子径の違いによる透明度

通常のエマルション製品はポリマー粒子径が大きく光を反射するので白く見えますが、「ガッチリ浸透プライマーW/寒冷地」のポリマー粒子は非常に小さいため光の反射が少なく、樹脂固形分が高くても半透明となります。

特長

  1. 脆弱した無機質系下地表層に浸透し強化します。

  2. 水性なので有機溶剤の発散が無く、匂いも殆どありません。(室内でも施工可能)
  3. 塗布後、セメント系材料のほか、各種材料を直接施工できます。(詳しくはお問い合わせください)
  4. 一液でかつ原液使用のため、混ぜたり希釈する必要はありません。
  5. 気温マイナス5℃まで施工可能です。(ガッチリ浸透プライマー寒冷地)

用途

浸透強化に効果のある主な下地

雨打たれ/凍害/ドライアウトしたコンクリート・モルタル
ALC板
ストレート板/ケイ酸カルシウム板
セルフレベリング材の硬化不良
京壁/砂壁
土壁
漆喰
大谷石/ブロック
トップコート/リシン

その他、無機質系の下地・経年の風化・中性化した下地の浸透強化、防塵用としてご利用ください。

※塗料、ペンキ等の有機系塗膜や木部、プラスチック等吸い込みがない部材には効果が期待できません。

容量

*2kgは、4本/箱セットになっています。

使用方法

1.脆弱した下地の処理

著しく脆弱した下地は、ポリッシャー、ディスクサンダー、皮すきなどで出来るだけ除去し、清掃してください。
水洗いをした場合は、下地が十分乾燥していることを確認してください。(乾燥していないと浸透しません)

2.ガッチリ浸透プライマーW/寒冷地 塗布

ウーローラーや刷毛、ジョーロ、噴霧器などを用いて原液のまま、表面に残るまで塗布してください。
吸い込みの多い場合は、状況に応じて1時間以内に数回塗布(*1)してください。
その後、乾燥(*2)させてください。

*1:塗布量:施工面積の目安 塗布間隔:1時間以内

*2: 次工程へは20℃で2~3時間(水分が蒸発したのち)を目安に養生してください。モルタル等の厚みのあるものを施工する場合は翌日以降としてください。

3.仕上材施工

モルタルや塗床材・外装材等、用途に適した仕上材を施工してください。

*ガッチリ浸透プライマーW/寒冷地の上に仕上材の下塗りとして溶剤系のプライマーを使用する場合は、溶剤分を閉じ込めないよう十分に揮発・乾燥させてから仕上塗りを行ってください。
(詳しくはお問い合わせください)

取扱い上の注意

  • 塗布しすぎてたまりができた場合は、ウエス等で拭き取ってください。

  • 保管温度は、下記としてください。
    【ガッチリ浸透プライマーW    0℃以上、40℃以下】
    【ガッチリ浸透プライマー寒冷地  -5℃以上、40℃以下】

  • 直射日光を避けて常温で保管してください。

  • 気温5℃以上での施工を心がけて下さい。(寒冷地は除く)
  • 落下、破損がないように荷崩れ防止等に配慮してください。
  • 漏出した液体は、布などで吸い取るか、セメント、オガ屑、土砂などを混ぜ、モルタル状として凝固回収してください。
  • 側溝、河川、湖沼等へは絶対に廃棄しないで、産業廃棄物として適切な処理をしてください。
  • 6ヶ月以内に使用してください。

ご使用前にカタログ、仕様書、SDSの記載事項を必ずお読み下さい。

この製品に関するお問い合わせは各営業所
あるいはお問い合わせフォームをご利用ください。


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お電話、FAXでのお問い合わせは最寄りの営業所へ直接ご連絡ください。